オペラアカデミー協会とは

イタリアオペラアカデミー協会では主に声楽に力を入れていますが、コレペティ、指揮、バイオリン、チェロなど世界の有名歌劇場で活躍している音楽家たちを招聘して個人レッスンやマスタークラスなどを企画しています。

その他、指導した生徒のためのエージェントや歌劇場へのオーディション斡旋、コンサート出演やオペラ企画も数多く手がけております。
また歌劇場関係者、指揮者、、コレペテイ、演出家などの協力を得て、台本アナリーゼ、イタリア語の解釈、歴史的背景による作曲家の意図や解釈などの幅広い指導が受けられるような場も設けております。

歌い手として基礎的な技術の指導はもちろんですが、生徒のレベルに応じてどういった指導が必要か、どういった人間関係の協力が必要かを吟味し、イタリアにおけるコンクール案内、キャリアへの道への対策も行っています。

短期・長期留学 も承っております。 まずはお気軽に お問い合わせ ください。

【理論的なアナリーゼと生徒それぞれによって違う問題の解決を明確に指導】

 

【声楽マエストロ/コレペテイ/スコアアナリーゼによる演出解釈】

この様々な歌劇場マエストロたちのコラボレーションが我が協会の強みです。


声楽マエストロ ジュゼッペ・コスタンツオ(テノール)
歌劇場コレペテイ/指揮マエストロ レオナルド・カタラノット(パレルモマッシモ歌劇場、ベッリーニ歌劇場、トリエステ歌劇場、フィレンツエ歌劇場など)
歌劇場専属コレペテイ  ジュゼッペ・チナ(パレルモマッシモ歌劇場専属)
演出/スコアアナリーゼ  パオロ・ラ・デルファ(バリトン、演出、ベッリーニ歌劇場企画部長)
 

またそれぞれのマエストロはお互いの概念をよく理解しているため、互いのマエストロ間の解釈の相違で生徒さんが混乱してしまうといこともありません。

初めの数ヶ月は声楽マエストロとのレッスンに重点を置き、コンクールやコンサートに向けてコレペテイレッスン、オペラオーデションや公演前にスコアアナリーゼにより演出指導を受けるという体制を設けております。

この体制の強みはすべてのマエストロが歌劇場キャリアが30年以上というところです。当たり前のようですが、実はそうではないのです。

コンセル(音楽院)で指導している先生のほとんどは舞台経験がないのです。
これはバイオリンやピアノ学科でもそうなのですが、イタリアでは音楽院の先生になるのに舞台経験やキャリアは重視されません。
それより、研究や本の出版といったことが重視されます。本当に悲惨な現状です。
そして「コレペテイ」と一概に言っても、実は歌劇場専属ではなく、基本コンサートでの伴奏やピアノでのオペラ公演の指揮兼ピアニストだったり。


このマエストロたちの肩書きは本当の意味での歌劇場経験者であり、歌劇場で生きているマエストロであり、歌劇場経験者にしかできない指導法です。

沢山ある例の一つとして
【息を吸うときは花のにおいをかぐようにゆっくりと。。。】
確かに、息を吸うときに肩があがってはいけませんし、力んではいけません。だからこのような事を助言するのでしょうが。
舞台上で、動きながら歌うときこんな時間はありません。歌い出しには話しているときと同じように自然で素早い息が必要です。もちろんケースバイケースで、そのような息をいれる可能な場合もあるでしょう。
問題は、スコア上のリズム形態と音系にあった体の反応を指導できるか、です。
口の開け方や、横隔膜の使い方も、【どんなときでも】というのはありえず、リズム、音程、舞台上の動きなどによって変わります。

イタリア人というと、「ブラヴォ!ベーネ!」とかばかりいうマエストロが多い気がします。
コレペテイの先生も音楽表現や発音ばかり。。。。
両氏ともかなり厳しいです。まずは何が正しいのか、その音の響きを把握できる耳を養わなければいけないので、【流す】ということはほとんどしません。
コレペテイのカタラノット氏は発音というより、イタリア語の基本母音5つ、そして子音の活用法を徹底的に指導します。(ベルカントは母音が基本ですから!)
このレッスンの醍醐味はマエストロたちが同じ結果を違う角度(アプローチ)から指導してくれるということです。
声楽教師が手本をみせてくれて、口はこうで、横隔膜はこうで、と説明されてもすぐに理解できなかったり、理解はできても体が思うように反応してくれなかったり、ところが、コレペテイが体の内部ではなく、外からのアドバイスをしてくれたら、両氏の言っていることがつながりやすくなります。

反対もしかりで、コレペテイが説明する事が声楽レッスンによってできるようになったり。同じイタリア人でも求めているものが違う歌手やマエストロは沢山います。(イタリア人だから皆正しい、皆ベルカントなんだということはありません)
声楽マエストロとコレペテイの意見が違う場合のレッスンは悲惨です。
上達への一番の近道は【正しい響きを理解する】ことです。良い響きを理解する耳(体)を育てるのには、この声楽&コレペテイのコラボレーションは非常に大きな助けとなるはずです。


オペラ全盛期のソプラノ、ガブリエッラ
・トウッチと仲間たち。

メッシーナ歌劇場 第一チェロ奏者マウリツイオ・サレーミによるサマーセミナー(高校・大学生の部)

フィレンツエ郊外 オペラアカデミー協会主催による 「蝶々夫人」

「椿姫」 現地声楽留学生も合唱として出演

カターニア市長、指揮者ステファノ・パリアーニ(元スカラ座コンマス)協賛していただいているグラヴィーナダルテ協会会長

レオナルド・カタラノット(ベッリーニ歌劇場コレペテイ・指揮)ダニエラ・ペッレグリーノ(ドイツ歌劇場コレペテイ)故サルバトーレ・リチートラ(テノール)

現地声楽留学生とジョバンニ・ロセッリ(元スカラ座・現 ベッリーニ歌劇場フルート奏者)
ステフアノ・パリアーニ(元スカラ座コンマス)レオナルド・カタラノット(ベッリーニ歌劇場コレペテイ・指揮)

ジュゼッペ・コスタンツオとシモネ・アライモ&ニコラ・アライモ(叔父&甥)
メトロポリタン歌劇場で活躍のバリトン

ジュゼッペ先生と現地声楽留学生

2012年白河・那須 声楽マスタークラス
テノール ジュゼッペ・コスタンツオ

「フィガロの結婚」リハーサル風景
レオナルド・カタラノット氏

東京、イタリア文化会館 声楽・コレペテイマスタークラスの中打ち上げ。カターニアのレストランをイメージしたといわれるイタリア料理のお店でコスタンツオ氏、カタラノット氏、カターニア留学経験者の六角実美さん、ソプラノの羽根田敦子さん、バリトンの和田茂士さん、バスの元衆議院 愛知和男会長、そして今回 飛び入りで助けにきてくれましたソプラノ蒲谷昌子さん。

歌劇場のリハーサル風景
留学生には可能な限り、歌劇場のリハーサルを見学出来るよう手配しています。イタリア現地の歌劇場がどういう風に舞台を作っていくのか、歌手はコレペテイとどういった勉強をするのか、プロの仕事を実際に自分の目でみて体験する事はとても良い経験となります。

ギリシャ劇場
シチリアには、世界的に有名な高級リゾート地「タオルミーナ」があります。タオルミーナにあるこのギリシャ劇場は、毎年、世界のVIPが集まる映画祭、そして数演目のオペラが上演されます。陽が落ちたときがオペラの幕開け。なんともロマンティック。昨年は、リゴレット、カヴァレリア・ルステイカーナなどでした。声楽留学生の皆さんとリゴレット鑑賞。2年前のノルマは、日本人声楽留学生も合唱として舞台にたちました。

イタリアオペラアカデミー協会事務局

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本拠地 シチリア
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